JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

『土と健康』2009年10月号(一部紹介)

画・田島征三

今月の表紙
発作・田島征三
撮影・酒井 敦

 表紙のことば

「第4回・越後妻有トリエンナーレ」
夏期間50日が終わった。
半年の制作期間の苦労も3万人を超える人々に
喜んでもらえたことで吹っ飛んだ。
世界初(空間絵本)「学校はからっぽにならない」を
廃校になった学校を丸ごと使って成功したのは、
学校に住むオバケを登場させたからだと思う。
このオバケは、女子更衣室に住んでいるけれど、
子どもたちの楽しい思い出を食べて生きてきた。
名前はトペラトト。彼に会いに、新潟県十日町市
真田小学校へいらっしゃい。
秋期は10月3日から11月23日まで(水曜日休館日)

田島征三
ホームページアドレス http://www.geocities.jp/djrnq642/


 今月の記事から

● 日本有機農業研究会セミナー
 有機農業における堆肥づくりの意義 
森と里と海(湖)をつなぐ「腐植」…鉄の化学   ・・・・ 松永 勝彦

混交林にもどすことを最優先に
 昭和30年初頭から国策として成長の早い針葉樹の植林が始まりました。植林後は枝打ち・間伐をしなければならないのですが、間伐材の用途や予算がないため、ほとんど間伐もなされずに放置されたいるのが現状です。間伐がなされないため密生した樹葉により太陽光が遮られ、下草も生育できず、腐植荘もできない状況です。
 森林の腐植土で造られたフルボ酸鉄や栄養塩は海へ
 春に海の表層に光合成生物が増え始めると、2週間程度で、光の届く震度の栄養塩濃度は零になってしまいます。従って、表層に栄養塩が供給されない限り、魚介類の餌は津クララれないことになりますが、じつは森林の腐植土で造られたフルボ酸鉄や栄養塩が河川や小川を通して沿岸海域に運ばれているのです。

● 佐藤喜作のキサクな話 『予防の恐怖』   ・・・・ 佐藤 喜作

鳥インフルエンザでパニックになり、峠を越えたと思ったら、こんどは豚インフルエンザが人間に感染し、人から人に感染する変異ウイルスになったとして、その対策に集団ワクチン接種を義務づけようとしている。

● エアハルト・ヘニッヒ著『生きている土壌』翻訳出版記念講演の記録より
 植物と微生物の共生を傷つけない−有機農業の精神   ・・・・ 中村 英司

1.人類の将来に必要な「腐植」のある大地
いのちを支える土壌 重要な「根圏」 「腐植」は、「いのちあるもの」(生命共同体)
2.肥沃土の秘密は、「腐植」
養分を蓄える「腐植」 「腐植」をふやす方法 雑草も根圏を持っている 生きている土壌−植物と微生物が共生 地球規模の「有機の共生の世界」 おいしさを超える−大地の養分を吸い上げる有機の野菜
3.「熟土」と有機農業の世界
「熟土」について いつかは、「熟土」、「熟畑」を 養分欠乏も根圏を見ることから 総体としての土壌をいかに働かせるか−有機農業の共通の思い

● とれたて青年部 19 家づくりのワークショップに参加しませんか   ・・・・ 関塚 学

 土壁の家を建てることになりました。
 どういう家にしようかいろいろと悩んだあげく、伝統的軸組工法に土壁豊島強いた。土壁の下地は昔ながらの竹小舞。
 母屋をつくる前に研修棟を造ります。この研修棟も土壁ですが、竹小舞かきや荒壁塗りをワークショップ形式で行います。興味のある方は連絡ください。
 関塚学 рO283−87−0536 メールアドレス<nitanda☆yomogi.jp> (☆を@に置き換えてください)

● 熱き心くん   ・・・・ 山崎 勝久

独りよがりだった7年間
 8年目の今年は、妻との深い話し合い、様々な勉強会に参加する中で、自分と家族、そして仕事としての農業の関係をリハビリし、これから進む道が少し見えてきたように感じます。おいしい食べ物と里山の自然に囲まれんがら、家族と共に仕事ができる。そんな有機農業というワクワクできるライフワークを与えてくださったみなさまに感謝し、里山の恵みが、みんなの心と体を幸せにするような、農業経営を実践、計画中です。
 またブログ、ホームページも随時更新中(http://satoyama-farm.com/)です。

● 追悼 愛媛の有機農業を育て、有機農産生協を支え続けた
  農業者 越智一馬さんを想う   ・・・・ 秦 左子

 5月20日、「越智一馬氏死去」(享年81歳)の法が届いた。愛媛有機農産生協は大きな支柱を失った。私は自分でも戸惑うほどの喪失感と悲しみがこみ上げていた。それは、有機農業の苦難の歴史を彼とともに生きた人たち、それを受け継ぎ守っていこうとしている人たち、そして、私たちすべての組合員の共通の思いであったと想う
 20数年前、私は一馬さんと生協に出会った。「あるものを全部食え、ないものは欲しがるな」
 一馬さんのこの言葉は重い。あの日、一馬さんの畑には、虫に食われてレース状になったキャベツが実っていた。独裁的でアクの強い一馬さんの言葉に抵抗しながらも、私は有機農業の原点を教えられていた。
 思えば、その抵抗が私を有機農業に向かわせ、「消費者の有機農業運動とは何か」「消費者にとって提携とは何か」を、自らに問い続けることになったのである。
 一馬さんは、農業者の視点で考え、有機農業を進め、生協を設立したが、それは、消費者を育て、愛媛の自然と命を守る運動へと繋がっていった。そして、私は、そのなかで「提携」における消費者の位置づけを、まだ問い続けている。

● 韓国・有機農業レポート 有機農業者8人の多彩な取り組み   ・・・・ 金 氣興(きむ きふん)

 2009年7月27日〜8月3日の8日間、韓国の有機農家を訪ねてきた。訪問メンバーは、今年で三回目の開催になる国際有機農業映画祭のメンバーの私と笠原眞弓さん、中村易世さんに加え、長野の織座農園の窪川典子さんの4人。
 韓国の有機農業の現場をビデオに収め、日本に紹介したいということから始まった旅だった。とにかく私の知り合いの方たちに連絡を取り、ヤンピョン郡とチュンチョン市、クェサン市、そしてウムソン郡にある有機農家や有機農業団体を訪問することができた。

● 種から育てよう 69 晩生アブラ菜   ・・・・ 岩ア 政利

● ひろば 自著紹介 『有機農業で世界が養える』   ・・・・ 足立 恭一郎

 ミシガン大学の共同論文「有機農業と世界の食糧供給」との出合い>> 詳しく

● BOOK 『誰にもできる 有機農業  モアーク有機農業経営のすべて』西村松夫とモアークグループスタッフ   ・・・・ 浅野 裕子

 モアークは、茨城県つくば市にある農業生産法人で、生産・加工・流通を一貫して手掛けています。>> 詳しく

● BOOK 『食卓の幸せ 喜作のキサクな話』佐藤喜作   ・・・・ 上元 紘一

 たからものはどこにある>> 詳しく


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