JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

『土と健康』2009年3月号(一部紹介)

画・田島征三

今月の表紙
発作・田島征三
撮影・酒井 敦

 表紙のことば

野菜シリーズのつもりで創った作品。
マイちゃん(次男の嫁さん)が気に入って
「すごい! この子を助けてるのよね!」と
褒めてくれた。
本当はヘチマ棚にゴーヤが
ぶら下がっているところなんだけどね。
でも、見方が違った方が、
楽しめるということだね。
アートを見る人に
どう見るかゆだねた方が、
創作の自由さを
鑑賞者と共有できるように思われるのだ。

田島征三
ホームページアドレス http://www.geocities.jp/djrnq642/


 今月の記事から

● 報告 使い捨て時代を考える会の35周年記念シンポジウム
世界同時不況、食料不安の中で
「食糧自給率0%」を考える   ・・・・ 槌田 劭
自立と共同互助意義を再確認

 使い捨て時代を考える会は昨年35周年を迎えたが、会は当初より食糧問題とくに、食の安定に注目してきた。
食糧管理制度が廃止され10余年の時が流れた。このような状況で私たちは「縁故米運動」を行い、さらに2008年から「南丹プロジェクト」を行っている。
この線上に開催されたのが本集会である。午前に基調講演として森美智代さんに「少食は慈悲の思想−甲田光雄先生に学んで」を聞き、午後には有機農業における大先輩佐藤忠吉さん、佐藤喜作さんを招いてのパネルディスカッションを行った。
「温故知新」。この集会の基調である自立と協同互助の意義を再確認することができた。

● 佐藤喜作のキサクな話
すっきり、かっきり   ・・・・ 佐藤 喜作

 「豊かなくらしにはゆとりがない」など、つくづく思う。
これは貧乏人の泣き言なのであろうか。求むべき豊かさとは何であろうか。

● 第8回 たねとりくらぶの集い 報告
落花生及び栄養繁殖性作物の栽培・採種・育種について

 ・落花生とカンショ   ・・・・ 雨宮昭彦
 ・サトイモとヤマノイモ   ・・・・ 鈴木健司

● 報告 夏の日本有機農業研究会シンポジウム
「提携」と一緒に「堆肥わくわく運動」を   ・・・・ 柴田 光幸

 うちでは20数年来、お米に始まって、野菜、卵、鶏肉など、ほとんどの食べ物を「松戸有機の会」を通じたものを毎日食べてきました。そして、私も「堆肥わくわく運動」に啓発されて、狭い庭に自分で「わく」を作りました。
生ゴミ、落ち葉に、鉢の土や庭の土を入れることを繰り返し、1号わくは幅80センチ、奥行き45センチ、高さ75センチくらいです。2ヶ月ほどで満杯になりました。1号わくがいっぱいになって、2号わくを作りました。生ゴミの処理を手抜きしたらウジ虫だらけでさあ大変。魚住さんに相談したら通常の処置で大丈夫とのこと。いつの間にかいなくなりました。
できあがった堆肥に魚住さんから坊ちゃんかぼちゃの苗を2株いただき植えました。収穫できた1個は自分が育てたかぼちゃですから、大変甘い感じがしました。

● 種から育てよう 65 マサカリカボチャ   ・・・・ 斎藤 昭

 「北国の まさかり南瓜 鉈で割る」
北海道長沼町に住む中野勇二さんから、長年育てられたマサカリカボチャの種子と共に送られてきた俳句です。

● とれたて青年部 15 種子採り講習会 in 小川町   ・・・・ 深谷 峰子

 まだまだ寒い日が続く中で、踏み込み温床を利用して春・夏野菜の種まきが始まっています。そんな中、1月31日に埼玉県比企郡小川町で、長崎県の岩崎政利氏を講師にお招きして「種子採り講演会」が開かれました。

● 種から育てよう 66 大玉トマト 雨ニモ負ケズ   ・・・・ 戸松 正

 30年以上有機農業を続けてきたが、露地でトマトを作ることに長年苦労してきた。
10年前から果菜類のたねとりを始めた。すべてF1からの出発であった。トマトは強力光玉から2代目の種をまいた。その結果は見るも無残で130本のうち正常果で疫病にかからなかったのはわずか10本くらいだった。
2〜3年そういうことを繰り返しているうちに、疫病株は徐々に少なくなり、4〜5年で固定化していった。そんな訳で梅雨の雨にも強い品種として「雨ニモ負ケズ」と命名した。

● 熱き心くん!   ・・・・ 上田 聡明

 私は北海道追分町(現安平町)で6年前に就農し、現在「スタッフ」14名(猫8匹、犬6匹・・・ヒトは私ひとりです)とともに平飼い養鶏と野菜の栽培を営んでいます。就農を志すまではまったく農業と縁のない生活を送っていました。
就農して6年、北国の厳しい気候にあっても自給自足の延長線上で何とか暮らしていますが、試行錯誤の連続で、なかなか思い通りにはいかない状態です。鶏は私の面倒見が悪いばっかりに産卵が不安定になり、たまごの数が足りなくなって、いろんな人に頭を下げることもしばしば。
また畑の野菜も虫のごちそうになったり、成長の早い草に埋もれたりでむなしくもなりますが、身近にあるものを活用し、土を良くしながらおいしいものを作れるようにしていきたいと思っています。

● 千葉県委託事業 「有機農業者技術交流会」を受けて   ・・・・ 笠森 亨子

 第1回目の11月9日は寒い中ではありましたが、外での圃場見学、第2回目の12月14日は心でつながる産消提携をテーマに旬の野菜と手作りの味噌を使った料理をしました。
技術交流会の午後からは体験発表とワークショップを行いました。私のテーブルでは慣行農法でぶどうを作っている方が無農薬で作りたいという話が出ました。こういう慣行農家の方が話を聞きに来てくださったことが、非常に嬉しいことでした。

● BOOK 『暗夜に種を播く如く』一楽 照雄/協同組合・有機農業運動の思想と実践

 「農薬や化学肥料を使わない農業、それが有機農業であるというだけの単純な解釈にとどまっていると、今日の社会のいろいろな矛盾を看過することになる」 一楽照雄 >> 詳しく

● BOOK 『野菜が壊れる』新留 勝行   ・・・・ 阪本 孝司

 有機農家を後押しする本>> 詳しく

● BOOK 『お日さまごはん−大地の野菜レシピ』田中 久美子   ・・・・ 笠原 眞弓

 野菜がいとおしくなる エッセイ+料理書>> 詳しく


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