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2007年6月号

今月の表紙
画・田島征三
作・田島征三
撮影・酒井 敦
 表紙のことば

 毎年、5月に催される「伊豆高原アートフェスティバル」。
 この催しのオープニングパーティの余興にオークションがあり、
 参加アーチストの作品が競売にかけられる。
 ぼくはいつも流木などに彩色して出品する。
 (3月号は、数年前に枝珊瑚のかけらに彩色して出品し、知り合いのお嬢さんがせりおとしてくれたものをお借りした)
 今年、ぼくの作品をせりおとしてくれたのは、
 去年、黄色いお猿さんを2万円もの大金でせりおとしてくれた、みなこさん。
 「今年も!」と、はりきっておとしてくれた。
 2点ともお借りして撮影させていただいた。

田島征三
ホームページアドレス
http://www.geocities.jp/djrnq642/

今月の記事から
● 私の発言 自然の叡智をいただいて 明日へ
―第35回日本有機農業研究会全国大会 参加のお礼と概要報告―   ・・・・ 松沢 政満
 3月10日は、会場の豊橋市西海岸としてはめずらしい、風のない暖かな日でした。しかし、夜に雨が降り、明けて11日は強風と、目まぐるしく天候の変化するなか、大勢の方が大会にご参加いただき、ありがとうございました。
 参加費を払って入場いただいた方が508人、地産地消健康弁当を考案し、市内の弁当屋さんと協力して作って、販売や説明に来てくれた豊橋商業高校の生徒さんや引率の先生17人、来賓、講師、マスコミ等約30名で、総勢560人余の皆さんのおかげで、にぎやかに楽しく、有意義な2日間の大会を実施できました。大会実行委員会に名を連ねた56人と、当日お手伝いに専念し、裏方として大会を支えてくれた多くのスタッフと共に感謝しつつ、大会の感動を共有し、将来の有機農業発展につなげたいと、気持ちを新たにしております。
● 大会アピール 自然の叡智に学んで、農と食から循環の暮らしへ
 >> 本文へ
 
● 大会基調講演 どうする日本の食と農 生命科学の進歩を問い直す   ・・・・ 河田 昌東
はじめに
1、遺伝子組換え作物の現状
2、遺伝子組換えのもたらしたもの
3、安全性は確保されたか
4、農作物で医薬品・工業原料を作る
5、GM動物とクローン動物
6、グローバリゼーションと農業の寡占化
7、農業と文化の多様化を目指して
● 分科会報告
○ 第1分科会 木曽川の水がつくる生命地域のくらし   ・・・・ 瀬口 俊子
座長 瀬口俊子 報告者 岩月麻里・宮沢杉朗・丸山喜幹
 「くらしを 耕す会」は、食の基本をお米と野菜において、地域自給をめざした活動を続けてきました。会の名前には、食を通じて便利で物に溢れたくらしを見直していこう、との意味が込められています。分科会では、事務局、会員、生産者それぞれの立場からの報告がありました。会運営の柱である野菜セットは、生産者に年間を通した作付けを依頼して、会員は毎週受け取るのが原則、生産費の支払いは分割で、という作付け代のシステムや、食べ物を商品としてとらえるのではなく、生産者、会員、事務局相互のつながりを求める考え方など。
○ 第2分科会 自然の叡智に学ぶ農 地球環境時代の有機農業   ・・・・ 横山 順子
座長 横山順子 報告者 松沢政満
 今年の1月から大会1週間前まで、中日新聞の「味な提言」に松沢さんの記事が連載された効果なのでしょうか、分科会では定員100名をはるかに超える人々が集まり、スタッフは補助イスをどれだけ出したかわからないほど大盛況でした。分科会で資料として配られた「農業の視点比較図」は、時代の変化とともに新しい情報が加えられてきたものの、根本的な部分は10年前と変わることなく、松沢さんの農業への取り組み方や考え方のゆるぎない信念を、再認識する機会を与えてくれました。
○ 第3分科会 はじめよう有機農業 未来を拓くライフスタイル   ・・・・ 佐久間 清和
座長 佐久間清和 報告者 蒲田友生・正木努・小川友則
 3人の新規就農の方にお話を伺いました。集まって下さった参加者のみなさんは50名ほどで若い方から中高年の方までおられました。前半は、座長が用意した質問に一人ひとり答えていただく形をとり、後半は前半の流れをふまえ、参加者から直接質疑を投げかけていただき、あっという間の2時間20分でした。
○ 第5分科会 有機農業推進政策とこれからの有機農業運動   ・・・・ 相原 成行
座長 相原成行 報告者 林重孝・久保田裕子・安井孝・宇根豊
 まず林重孝さんから有機農業の推進に関する法律の説明があり、次に久保田裕子さんから有機農業の推進に関する基本方針(案)の説明と今後の働きについての話があり、さらに、参加者たちへ「パブリックコメントを出しましょう」と呼びかけました。
● 第35回全国大会に参加して   ・・・・ 田知本 正夫
● 第35回通常総会の報告 自給と提携、歴史を踏まえた有機農業の推進を   ・・・・ 総務部 久保田 裕子
 2007年3月10日・11日、愛知県豊橋市において、「自然の叡智に学んで、農と食から循環の暮らしへ」をテーマに、第35回日本有機農業研究会全国大会・通常総会が開かれました。
 大会は、松沢政満大会実行委員長はじめ50名を超える実行委員会メンバーの熱心な準備で、特に地元からの参加者も多く、盛大で充実した会になりました。主催者側から佐藤喜作理事長、松沢政満大会実行委員長、来賓として小出義光愛知県農林水産部部長、早川勝豊橋市長、有機農業推進議員連盟のツルネン・マルテイ参議院議員からご挨拶をいただきました。
 基調講演・河田昌東さん、地域報告・吉川三津子さん、そして星洋輔・さやかさんから大会アピールが提案され、拍手で採択しました。次に7つの分科会、夜には、「農の語らい」(懇談会)。翌日には、種苗交換会、2分間スピーチ、3つのセミナーが開催されました。その後、午後からバスに分乗し、現地見学会が行われました。1日目のお昼には、豊橋商業高校の生徒による地産地消ヘルシー弁当が好評、夕刻の懇親会では、地元の有機野菜をふんだんに使ったお料理が並びました。
● 佐藤喜作のキサクな話 家とホーム、家族とファミリー   ・・・・ 佐藤 喜作
 本会理事長の佐藤喜作がキサクなお話しを。
● 青年部主催 有機農業入門講座2007
 とことんきこう!就農について   ・・・・ 池田晶一
パネラー 井波希野・田中康介・山本茂晴 コーディネーター 井上昌代
 就農への道―研修・農地は?―資金は?必要な物は?―堆肥・肥料は―販売先について―消費者とのつながりについて―農業以外の活動について―将来の夢
○ あっという間の3時間半、来てよかった!   ・・・・ 本郷 泉
 講座は、現在就農されている3人の方のパネルディスカッション形式で、それぞれ違う状況、環境下で研修から就農に至るまでのお話を詳しく伺えて、とてもよかったです。また、私は漠然と東北の山間部などの過疎地に行きたいと思っていたのですが、農作物の需要や流通面での利便性やコストや子供の学校、病院などの生活面などを考えた場合、人工の集中している都市部に近い方が良いのかもしれないなど、お話を伺いながら具体的にイメージすることもでき、参考になりました。
○ 不安を払拭することができました   ・・・・ 永谷 嘉規
 新規就農することを目標に研修をはじめてから2年近くが経とうとしており、先のことも考えています。有機で農業をやっていくことに迷いはありません。農地、資金面のこと等少し不安はありましたが、今回のパネルディスカッションは、それを払拭する良い機会となりました。そして、日々の研修でも教えられてきたことですが、あとは自分自身がどれだけ強い信念を持つかということが、独立する上で大切なことだと再確認できました。
● とれたて青年部3 夏の見学会、今年は神奈川   ・・・・ 中野 幸子
 4月の青年部会で「夏の見学会」の見学先を決定!神奈川県藤沢市「相原農場」、二宮町「有機農園つ・む・ぎ」、大井町「ブルーベリーつみとり園“旭”」。
● 熱き心くん   ・・・・ 荒井 純子
 今年は、就農10年目になります。両親は会社員、両親の実家も農家ではなく、大阪の新興住宅地で育った私は当然、農家なんて「知らない」人間でした。高校卒業後、会社員として大阪で働いていましたが、11年前に退職し、その1年後にめでたく就農することができました。北海道で牛を飼うはずが、どこをどう間違ったのか、九州でみかんを作ることにはなりましたが…。
● 熱き心くん   ・・・・ 勇惣 浩生
 「今年は思い切って大きく羽ばたきたいと思います」これは、私の昨年の年賀状の言葉です。そして、周囲の方々の暖かい反対の大合唱を押し切って、昨年3月いっぱいで23年間の教員生活にピリオドを打ち、「自然農」の百姓の道へと足を踏み出しました。思い起こせば8年前、高木善之さん、槌田劭先生、川口由一さんと、私の人生を変えるきっかけを与えてくれた方々と次々に出会い、自分なりに『私はいかに生きるべきか。私にとって子ども達に言い訳をしないで胸を張って生きていくとはどういうことなのか』を問い続けた8年間でした。
● 各地から
 北関東 「第5回 アースデイin佐久  ・・・・ 増田 裕子
 南関東 「アースデイ東京」  ・・・・ 笠原 秀樹
● 種から育てよう53「種子・花粉・穂木の保存」   ・・・・ 武田 松男
 東京都杉並区から。今回は、種子・花粉・穂木の保存方法を紹介します。自分用種子の保存方法のほか、種苗ネットワークとしての頒布待機種子等にも触れます。
● BOOK 『協同組合入門』河野直践著   ・・・・ 河野 直践
 「お金がすべて」「競争がすべて」のような風潮が蔓延する中で、食と農は病み、環境も危機に瀕しています。また、営利企業が巨大化する一方で、人々はその奴隷のような存在に貶められています。残念ながら、有機農業の理想とは逆の方向に時代は向かおうとしています。
 いま必要なことは、庶民が手をつないで励ましあい、協同の力で状況を打開していくことです。そのためには、有機農業運動は、ほかの社会運動と手をつなぐ必要があるし、その一つに協同組合運動があると、私は考えています。 >> 詳しく

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