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2006年10月号

今月の表紙
画・田島征三
画・田島征三
 カラスウリ

 森の小道を、木の実を探しながら歩いていたら、
 まだ青いカラスウリが、木の枝にぶらさがっているのを見つけた。
 下草を刈る時、蔓の根元のところを切られたらしく、葉も蔓もしなびている。
 カラスウリは、おいしそうに見えるけれど、人間は食べないようだ。
 カラスが好きな実なのだろうか?
 ここまで書いて、編集部に送ったら、
 担当の上杉幸康さんがカラスウリの由来を調べてくれた。
 カラスは「鳥」ではなく、「唐朱」だと言う。
 秋の運動会が近づくと、カラスウリが色づいて「唐朱」色の実が、
 垣根や雑木の枝にぶら下がっている。
 子どもたちが、その実を採るのは「大黒さま」の形をした種が目当てだ。
 「大黒さま」を縫い込んだ鉢巻きをしめて走ると、一番になれるという。
 だが、「大黒さま」をたくさん頭に巻いても、僕はいつもビリだった。
 「ほかの子もみんな、カラスウリの種を鉢巻きに入れているからですよ」
 と、上杉さんに、指摘されてしまった。

田島征三
ホームページアドレス
http://www.geocities.jp/djrnq642/

今月の記事から
● 私の発言 壊死する風景 すさまじい勢いですすむ生産基盤の崩壊  ・・・・ 先崎 千尋
 国の「担い手」政策は大改革になるのか? 農業の再生の基本は地産地消
● 2006年夏の有機農業見学会in千葉県・東庄町
 報告 田んぼ・畑・養鶏場・加工場 現地で聞いた 生産者の熱い思い   ・・・・ 増田 裕子
 鎌形正樹さん・幸子さんの農場―虫除けにはコンパニオンプランツ、ワリフなど
 岡野哲也さん・やよいさんの農場と加工場―冬季湛水、低温育苗、半不耕起の田んぼ
 中野幸子さんの農場―飛び込みで開拓していった販売先
 佐久間清和さん・知子さんの農場―不耕起自然農、種は直播、草刈は1〜2回
● 参加者の感想
 早く仲間入りしたい ・・・・ 岩崎 直純
 「力強さ」に励まされて ・・・・ 多田 マリ子
 有機農業に魅せられた2日間 ・・・・ 橋詰 史子
● 2006年夏のシンポジウム報告1 崩食の時代を農政のあり方から問う
 「飽食」教育で崩壊した農業の建て直しは「農的」教育の義務化によって   ・・・・ 須藤 正親
 1、アメリカの対日食科戦略に絡めとられた日本の農政 2、アメリカの「食事改善目標」で動き出した「日本型食生活」の見直し 3、問われている「農的生業」の位置づけ 4、学校教育と智の結集を
● 「食の未来」と日本の現状   ・・・・ 科学部
 「食の未来」解説テキストのすすめ
● 国際提携運動ネットワークURGENCI第一回目の運営委員会・報告
 日本で始まった提携運動 世界に広がる!  ・・・・ 橋本 慎司
 日本で始まったといわれている産消提携運動は、米国でCSA運動(消費者が支える農場)として広がり、現在、カナダ、フランス、スイス、イギリスでも広がっている。ヨーロッパ、南米、アジア、アフリカ地域でも生産者と消費者が連帯して農場を支える組織が生まれつつあり、今や提携運動も世界的広がりを見せている。各国の提携運動の繋がりを国際的なネットワークとして結び、お互いに学びあいながら世界に提携運度を広げようという呼びかけは、南フランスでの提携運動(現地ではAMAPと呼ぶ)が中心になって始まった。
● 本会からのお知らせ 全国幹事会・理事会報告など
 自立・自給の有機農業を進めよう! 有機農業推進法案とシンポジウム報告集について  ・・・・ 総務部
 1、有機農業推進法案のゆくえ―昨年秋から、骨子案が示されてきた有機農業推進法案は、早ければ9月〜10月の臨時国会、あるいは次期通常国会に上程される見通しです。これは、超党派でつくる有機農業推進議員連盟(2004年11月結成。会長谷津義男衆議院議員、事務局長ツルネン・マルテイ参議院議員)が議員立法として進めています。
 夏のシンポジウム報告集の作成について―8月28日には、全国幹事会に引き続き、午後から8人のパネラーにより、「崩食の時代を、農政のあり方から問う」を総合テーマにシンポジウムが開催されました。
● 理事・幹事を紹介します
● 熱き心くん   ・・・・ 山木 幸介
 今月の就農レポート「熱き心くん」は、山木幸介さんです。農業研修は、千葉のとある出荷団体に行きました。そこで多くの農家さんに研修を受けさせてもらいました。研修を通して、ひとりで就農することの難しさを感じていた私は、チームを作って就農したいということを考えていました。そして、研修先で知り合った同年代の新規就農を目指す二人と、研修先の一つだった、今のお師匠さんの畑を借りて、3人の若手農家集団“三つ豆”を立ち上げることができました。
● 種から育てよう47「赤そらまめ」   ・・・・ 今関 知良
 赤飯に炊き込むと絶品―ソラマメといっても、皆さんご存知のミドリ美しいソラマメではありません。サヤも粒も半分程度の大きさです。若取りして食べる次期にはサヤは緑色ですが、豆粒はうす茶色で、黄緑色のベレー帽をかぶったようなかわいい形です。熟してくるとサヤは黒くなり、マメは濃い小豆色になります。
● 農場だより   ・・・・ 丹 直恒
 茨城県笠間市から。笠間は地域で分類すれば北関東になるが、このあたりの気候は、夏は暖地、冬は寒冷地となる二重性格で、タネの袋に書いてある播種時期はあまり参考にならない。
● 佐藤喜作のキサクな話 びしょなし   ・・・・ 佐藤 喜作
 本会理事長の佐藤喜作がキサクなお話しを。私は郷里を離れた遊学が7年も続いたが、いつも言葉で泣かされた。でも戦後の標準語教育で、今では地元でさえ方言が使用されなくなり、老人の方言を若い人は理解できなくなった。それでも私は折に触れ、方言が思い出される。
● 第35回日本有機農業研究会全国大会 愛知県豊橋大会(07年3月10日〜11日)の準備が進んでいます   ・・・・ 松沢 政満
 エネルギーや環境を優先配慮しなければならない時代において、農産物の世界的経済競争にIT農業化で勝算があるようにも思えません。県や市の農政が「ハードルが高い」と逃げ腰になっている有機農業にこそ、環境の時代にも持続可能な循環型社会を担う底力があると信じる約50人の大会実行委員は大いに議論し、準備を進めています。
● BOOK 『イタリア有機農業の魂は叫ぶ』ジーノ・ジロロモーニ著
        『オーガニックなイタリア農村見聞録』蔦谷栄一著   ・・・・ 蔦谷 栄一
 二つの本はともにイタリアの有機農業を取り上げたものである。スローフードを中心にイタリアの食についての関心が高まっているが、イタリア農業に関する文献はきわめて乏しく、またイタリアが世界有数の有機農業大国であることについてはほどんと知られていない現状からして、貴重な文献であるといえよう。  >> 詳しく

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