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2005年7月号

今月の表紙
画・田島征三
画・田島征三

 今年の4・5月合併号のこの欄に「実」と「種」について書いた。僕が作品に使用する実のほとんどは未成熟で落下したものであることも書いた。今回の表紙で使ったものは正に「種」であり、成熟している。森の中の湿った場所に撒いてあげたら、発芽する可能性のあるウバユリの種だ。
 僕は数年前からウバユリの花のあとにできる実の乾いたドライフラワーのようになったものを集めている。その中にはこのように美しい種がうすいオブラート状の膜の中にしまわれていて、ほとんどが谷風に乗って飛び立つのだが、たまにまだかたい実の中に残っていることがある。それを並べてみた。固定はされてはいない。並べただけだ。
 撮影後、元の森の中へ返したあげるつもりだ。

田島征三

今月の記事から
● 私の発言 BSE対策のあるべき姿   ・・・・ 山内 一也
 アメリカ産牛肉輸入再開が瀬戸際まで来ています。食品安全委員会プリオン専門調査会は「官僚に利用された」と断じた山内一也さんが、BSE対策のあるべき姿を簡潔に解きます。
● 「狂牛病」が問いかけるもの(上)  ・・・・ 福岡 伸一
 2005年 食と農市民セミナーの第1回の講演会の記録です。「狂牛病」が問いかけるもの ―なぜ、人間は食べ続けなければならないか― と題して福岡伸一さん(青山学院大学理工学部 化学・生命科学教授)が、分子生物学から見たBSE発生のメカニズムを解きます。福岡さんは、あえて「狂牛病」と言い、「人災」とも断じます。目からうろこの「消化」と食物の関係も。
● 新しい扉を開く福岡県有機農業研究会 ―25周年記念シンポジウム報告―   ・・・・ 佐藤 剛史
 福岡県の“有機農業御三家”(宇根豊氏、八尋幸隆氏、古野隆雄氏)らによるパネルディスカッションに立ち見まで出る盛況でした。合鴨農法や環境直接支払制度を生み出した福岡県の有機農業の次の段階を目指します。
● 米どころで強行されたGMイネの田植え   ・・・・ 倉形 正則
 中央農業研究センター北陸研究センター(新潟県上越市)で「抗菌性」遺伝子組み換えイネの田植えが強行されました。実験場に隣接する農家や上越市、新潟県の反対を押し切っての栽培強行についての報告です。(6月24日、「新潟GMイネ田植え差し止め仮処分」を求めて新潟地裁に提訴されました。詳しくは、弁護団公式サイト「GMイネNG」http://gmine.seesaa.net/ へ。)
● 土壌微生物と作物(下) ―有機栽培の基礎技術―    ・・・・ 西尾 道徳
 昨年11月の「第2回生産者・消費者交流会」での西尾先生の講演記録。3回連載の第3回です。作物が直接に有機物を吸収する実際とその仕組みを、いろいろな例を引き解説しています。
● 種から育てよう 36 「横川つばめ大根」   ・・・・ 岩﨑 政利
 少し赤みを帯びた短根種の「横川つばめ大根」。厳寒期には、葉が紫色を帯びてきます。有機物を減らした「減有機物農法」にも向いた鹿児島原産のこの大根を、岩﨑さんが説明します。
● 秋播き種子をお分けします   ・・・・ 種苗ネットワーク
 日本有機農業研究会・種苗ネットワークによる秋播き種子のご紹介です。今回は36種を頒布提供します。おすすめ品種は、「赤そらまめ」、「九条太ねぎ」、「のらぼう」、「福立菜」の4種類です。
 詳しくは、種苗ネットワークのページへ。
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● 足立区都市農業公園便り  ・・・・ 有機農業サポート室・明石 誠一
 日本有機農業研究会・有機農業サポート室では2004年4月より、東京都足立区の委託を受けて、有機農業による足立区都市農業公園内の田畑の管理を指導しています。有機農業サポート室の今月のレポートは、6月11日に行われたサツマイモ体験教室の模様を報告します。サツマイモの苗取り、畝つくり、植え付けと、「自分で植えたものを食べる」体験の第1歩です。
 >> 詳しく 
● 熱き心くん   ・・・・ 長坂 豊
 今月の新規就農レポート「熱き心くん」は、「知識は豊富、経験はゼロの定年帰農」長坂さんです。定年、その翌日には和歌山県那智勝浦の口色川へと向かい新規就農しました。田植えで突き指するような山間地農業からのレポートです。
● [ひろば] 農村民泊と有機栽培   ・・・・ 舩戸 修一
 「安心院」は「あじむ」と読みます。大分県安心院町では、1997年から全国に先駆けて「グリーンツーリズム取り組み宣言」を行い、地域全体で「農村民泊」に取り組んでいます。農村民泊が支える有機栽培についての報告です。
● 佐藤喜作のキサクな話 ご存知? 精米剤と炊飯添加物   ・・・・ 佐藤 喜作
 乳白色の液体精米剤をかけた古米を精米すると、あら不思議、新米に変身。そのなぞは....
● 第34回全国大会 in 三芳村 大会実行委員会通信①
 第34回日本有機農業研究会全国大会・総会の会場に決まった千葉県三芳村の大会実行委員会からの報告です。
● [農場だより]べじたぶる・はーつ  ・・・・ 尾崎 零
 大阪府能勢町の有機農場「べじたぶる・はーつ」から。産消提携の「食の提携」から「農の提携」へとシフトさせた背景を報告します。畑の面積を減らしても専業で喰っていけるか「規模縮小路線」の実験も。
● BOOK 『健康の輪』 G・T・レンチ著・山田勝巳訳  ・・・・ 八竹 昭夫
 なぜフンザの人たちは健康なのか? 評者は「本書は、いまこそわたしたち文明人と思っている者の反省の生き証人の書と信じる」と評します。『日本獣医事新報』から転載。  >> 詳しく
● BOOK 『教育農場の四季』 澤登早苗著   ・・・・ 古沢 広祐
 教育機関として初めて有機JAS認定を受けた恵泉女学園大学の教育農場での十年間の実践。「学生が1年間の実習の体験後、命ある食べもの姿に感動し、自然に癒され、生物の共存の姿に関心を寄せる様子は、まさに有機農業の教育力のすごさを実感させてくれ」ます。野菜栽培の解説もあります。  >> 詳しく
● 有機農業入門講座 2005年に参加して   ・・・・
 「三人三様のやり方にワクワク」。2月の有機農業入門講座に参加された方の感想です。
● [達人に聞く]「旬の有機農産物」加工のすすめ② 「ぽんせんべい」   ・・・・ 市嶋 豊
 岩手県・東室根村の「かけす農場」で玄米や雑穀を使った「ぽんせんべい」を製造している市嶋さんのお話です。素朴な機械と職人技から生まれる美味しそうな「ぽんせんべい」です。
● あなたも作れる カンタンおいしい野菜料理
 野菜を美味しく食べる簡単料理を3つ。「じゃばらキュウリ」、ヨーグルトを使った「カボチャのサラダ」、キムチで煮込む「ジャガイモのキムチ煮」です。夏野菜を上手に使ってクールダウンを。
● ニュースクリップ
 農業に関連する国際情報、国内情報を簡潔にまとめました。

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