2005年4・5月合併号
今月の表紙

画・田島征三
顔のまわりを木の実で飾った男
木の実でアートを創っているが、よく「種を使った作品」と書かれてしまったりする。
ぼくはモクレンやタイサンボクの実を使うのであるが、これらの実は種を合わせ持っている事は少ない。
また、未成熟で落下したものも多く集めているが、未成熟の実の方が乾かして堅くすると成熟したものよりはるかに強靭である。もちろん未成熟なので種はあっても役割を果たさない。
ドングリは使わない。ハカマを使う。ドングリはタヌキなどの餌だから。
今回使用したものは、主に草の実で、青いうちに刈り取られてものを見つけて採種した。草の実の場合は、成熟したものはこわれやすくて、とても作品にはならない。成熟した「実」は「種」と同義語であるし、小鳥や小動物の食料である。
木の実でアートをするようになって生態系のいろいろがより深くなった。
田島征三
今月の記事から
● 私の発言 有機農業に夢と誇りを ―経済合理主義の立場を超えて― ・・・・ 槌田 劭
日本有機農業研究会が産声をあげて30有余年。設立趣意書の初心に立ち返り若者たちと共に自給自立の誇りと理想を求めたい、と主張します。
● 第33回 日本有機農業研究会全国大会・総会 in 福島県二本松市 報告特集
3月5日、6日の両日、福島県二本松市で第33回全国大会・総会を開きました。会場は2階席まで埋まり、全国各地から集まった550名の参加者で満員でした。今月号は、大会報告を特集します。 >> 写真でみる二本松大会
○ 大会基調講演:「みみずと育土」 これからの農業は「生物」でやるしかない ・・・・ 中村 好男
“みみず先生”中村教授が、ミミズと有機農業の関係について話されました。「ミミズは5つの仕事をもっている」「ミミズは連作障害も防ぐ」「本物の堆肥はミミズ堆肥」「無農薬、無化学肥料、そして耕さない」など。
○ 大会アピール
食料・農業・農村計画の見直しが「農政改革」として声高に言われていますが、食料自給の向上や自給と一体となった食べ方の変革への歩みはむしろ後退しています。大会では、「自給で輝く農と食と暮らし 地域づくりの基礎に有機農業を」と題した大会アピールを採択しました。 >> 二本松大会アピール全文
● 土壌微生物と作物(上) ・・・・ 西尾道徳
昨年11月の「第2回生産者・消費者交流会」での西尾先生の講演記録。3回連載の第1回です。有機農業や有機栽培の現状について、豊富なデータに基づいて説かれました。
● 足立区都市農業公園便り ・・・・ 有機農業サポート室・明石 誠一
東京都足立区の委託を受けて、都市農業公園の畑で有機農業を始めて1年。有機農業サポート室の今月のレポートは、夏野菜の育苗用の踏み込み温床です。
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● 堆肥が危ない! ―農地を産廃処分場としないために― ・・・・ 松沢 政満
リサイクル堆肥が実は産業廃棄物、という現実。循環型社会、リサイクル、エコロジーなどのキーワードの裏側に潜む危険性を報告します。
● 「有機」を地域の人々の手に取り戻す動き[アメリカ] ・・・・ 久保田 裕子
3回連載のエリザベス・ヘンダーソンさんの講演記録の2回目。地域の消費者が支える農業の考え方と現状についての報告です。
● [農場だより]べじたぶる・はーつ ・・・・ 尾崎 零
“有機農業運動の広がりは提携の縮小をもたらした?” 昨今の提携の停滞を20年以上大阪で提携を進めてきた尾崎さんが、農場の現状と合わせて分析しています。
● あなたも作れる カンタンおいしい野菜料理
野菜を美味しく食べるには。今月は”カンタン和え物レシピ”と題して、新わかめのショウガ醤油和え、ひたしシラス干し和え、レタスとじゃこのさっと煮の3つ。
● ニュースクリップ
農業に関連する国際情報、国内情報を簡潔にまとめました。
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