JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

【最新刊!】『生きている土壌 腐植と熟土の生成と働き』

(エルハルト・ヘニッヒ 著  中村英司 訳)

生きている土壌

エルハルト・ヘニッヒ 著
中村英司 訳
定価1995円
発行 日本有機農業研究会
発売 (社)農山漁村文化協会

生命をはぐくむ腐植が織り成す土の物語
有機農業に書けたヘニッヒの熱い思い 中村英司(訳者)

 著者のエルハルト・ヘニッヒは1906年、ドレスデン(現ドイツ・ザクセン州都。第二次世界大戦後は東ドイツ)に生まれ、少年時代から農業に関心を持ち、農科大学で学んだあと国家認定農家として、また農業技術士として農業の現場で働いた。40歳(1946年)のとき、100ヘクタールの農地(国有地)を貸与され、これを有畜有機農場として営農し、大成功を収めた。1950年、ベルリンのフンボルト大学教授の腐植研究者だったグスタフ・ローデ博士の研究助手となり、さまざまなプロジェクトに参加し、多くを学んだ。
 52歳(1957年)のとき、意を決して家族と共に西ドイツ・ミュンヘンに移住し、そこでも農業指導員となり、さらに1962〜72年の10年間は有機農業の団体「土と健康」の代表者として、有機農業を志す農家のために働いた。
 ヘニッヒは1998年、92歳で亡くなったが、その長い生涯の終わり近くに一冊の本を出版した。読者がめにしておられる『生きている土壌―腐植と熟土の生成と働き』(原題『肥沃な土壌の秘密―人間の生存基盤である自然の守護神としての腐植の働き』)である。
 激動する東西ドイツの狭間に生き、90年の生涯をかけて有機農業の技術の発展に尽くしたヘニッヒのあらゆる思いと思索がここに凝縮していると思われる。たとえば、その一部を取り上げるなら、腐植粘土複合体を基軸とする団粒構造が作り出す「熟土」(弾力性のある熟畑の土壌)の豊かな生成と展開こそが、有機農業の中心となる。その為には、土地の土壌生態系、とりわけ腐植と植物の根系と土壌微生物の緊密な関係を壊さないように注意深く土壌に接していくことが重要であるとした。

推薦文 熊澤喜久雄「日本語版に寄せて」より
 「土は生きている」と言われているように、土壌は多くの特徴的な生物群を含み、植物生産、有機物分解、水分保全などさまざまな重要な機能を発揮している。
 有機農業あるいは環境保全型農業の基本は有機物施用による土づくり、熟土つくりにある。
 土の中の生物の分解物は植物の根毛から吸収され、植物を養っている。土壌は生命をはぐくんでいる。健全な土は健全な作物、健康な動物を育て、栄養豊かな食品を供給し、人間の健康を保障している。
 本書はこのような「生きている土壌」の「豊かさ」の秘密を探り、それを分かりやすく説明したものである。


本書参考文献にありますとおり、原著の参考文献を原文のままここに掲載させていただきます。(HP管理者)
参考文献および用語集(PDF 1.4MB)

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