JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

『有機農業をはじめました! 88人の実践』

(日本有機農業研究会 青年部編)

有機農業をはじめました! 88人の実践

執筆者 新規就農者88名、
     日本有機農業研究会青年部
発行:日本有機農業研究会
本体価格1500円(税込)

項目
発刊にあたって
「有機農業をはじめました! 88人の実践」ができるまで
目次


■発刊にあたって

 このたび本会では、『有機農業をはじめました! 88人の実践』を刊行いたしました。本書は、日本有機農業研究会青年部が企画し、制作しました。青年部は、20代〜30代の農業者、農業研修生、有機農業に関心を持っている人たちによって運営されています。本書制作にあたっては、新規に有機農業を始めようと希望している方々向けに、すでに就農している方たちの就農までの軌跡と今後の展望等を参考にしていただくことを目的としました。
 全国で新規就農した有機農業者83名にアンケートをとり、本会の機関誌『土と健康』に過去に掲載された新規就農者5名の原稿をあわせて、88名に有機農業の実践について語っていただきました。就農までの経緯、就農時と現在の経営規模、販売の仕方、就農時に苦労したことなど、さまざまな項目から成り立っています。なかでも農業技術の取得に関するところは誰でも知りたい項目ではないでしょうか。また、使用農業機械なども、必要最低限では何があればよいかなど、無駄にお金をかけなくても済む参考になる情報もあります。一人一人のアンケート回答の最後には、新規就農をめざす人たちへの温かいメッセージがそえられています。
 本書9頁から41頁までは、青年部のメンバーで行った座談会「有機農業で新規就農するには 私たちの場合」が収録されています。有機農業のおもしろさ、「提携」と有機農業、農村での暮らし、農業研修について、土づくりや機械の購入など、就農にあたって必要な情報が話し言葉でわかりやすくまとまっています。
 本会発行の本書は、現在のところ、本会事務所がじかに販売(頒布)する形になっております。ぜひともみなさまご紹介いただき、幅広い読者を得られますよう、ご協力いただければ幸いです。


■「有機農業をはじめました! 88人の実践」ができるまで

 10数年前に本会青年部より発行された『全国新規有機農業者アンケート集』を読み、勇気づけられたという方も多いのではないのでしょうか。現在の青年部のメンバーの中にも、就農する前に前回のアンケート集を読んだという方もいます。そんな青年部のメンバーから「ぜひ、このアンケート集の改訂版をつくりたい!」という想いを告げられ、本書の制作はスタートしました。
 本書をつくるにあたって、まずはアンケートを集めることからはじめました。各都道府県ごとに担当者を決めて、その地域で長年有機農業をされている先輩方や、知人の有機農家の方にお願いして、アンケートを配っていただくか、直接知り合いの新規就農者の方にアンケートのお願いをしました。なるべく都道府県ごとに人数の偏りがでないようにしたつもりですが、返答のなかった方や、逆に知人の有機農家の方が多かった地域もあり、多少偏りが出てしまいましたが、そのために有機農業の盛んな地域、青年部とつながりの薄い地域がわかるなど、参考になり、課題も残ったと思います。
 アンケートの収集期間中には、事務局に青年部のメンバーが集まって、座談会「有機農業で新規就農するには 私たちの場合」(本書9頁〜41頁)を収録しました。さまざまな話が飛び交い、いつもにぎやかで前向きな青年部の様子が、伝わってくる内容だと思います。
 そんなこんなで、長い時間がかかってしまいましたが、最終的には83名の方がアンケートに協力してくださいました。そして5人の方の、過去の「熱き心くん」の原稿を掲載し、88名の新規就農者の方々の声をお届けする本ができあがりました。ようやくかたちになり、青年部一同ほっとしていると同時に、大変嬉しく思っています。当初は前回のアンケート集同様、冊子にする予定でしたが、このような立派な本にしていただき、感謝しています。
 本書をつくり終えてみて、「あの人にもアンケートをお願いすればよかった!」と思ったことが何度かあり、心残りですが、それだけ全国には、まだまだたくさん「有機農業をはじめました!」という方がいるということです。
 本書に登場する新規就農者の方お一人お一人の有機農業のスタイルは、本当に十人十色です。しかし、有機農業をはじめてよかった!という想いと、誇りを、私はすべての方から感じます。たくさんの方々のお陰で、本当に希望に満ちた本ができあがったと思っています。
 みなさまどうぞご一読ください。また、これから有機農業をはじめたい!という方や農業に関心のある方がいらっしゃいましたら、是非おすすめくださいますよう、よろしくお願いいたします。
 最後に、本書制作に関わったすべてのみなさまに厚くお礼申し上げます。(青年部・事務局 増田裕子)

アンケートの質問項目
◆有機農業を始めたきっかけは?
◆経営規模は? 就農時と現在
◆農地について
 どんな農地ですか
 決め手はなんですか
 借地、購入のどちらですか
◆堆肥はどうしていますか?
◆生活費における農業の比重はどのくらいですか?将来はどのような形態が望ましいと考 えていますか?
◆販売形態は? 提携とそれ以外
◆販売先はどのようにして見つけましたか?
◆就農時の資金について
◆就農時にお金が一番かかったのはなんですか?
◆農業技術の習得はどうしましたか? 研修と就農後
◆就農した時に苦労したことは?
◆今後やりたいことや夢は?
◆新規就農をめざす人たちへメッセージを


■目次

はしがき 2
【座談会】
有機農業で新規就農するには●私たちの場合 9

北海道 43
上田聡明●百姓のいえ 44
藤原有二●とりのす農場 46
東  北 49
イヅメ テルヒト●三陸臼杵農園 50
太田茂樹●山の農場&みそ工房SOYA 52
太田 誠● 54/山本吉昭●山のなか農園YAMAMOTO 56
浦田英明●浦田農園 58/阪本美苗●さかもと自然農園 60
浅見彰宏・晴美●ひぐらし農園 62
関  東 65
大谷理伸● 66/北山弘長・郷子●まったり〜村の小さな農園 68
桑原広明●くわはら農園 70/柴田佳幸●柴田農園 72
田中庸介●田中農園・ペトラン 74/古井寛人●ごんべえ農園 76
松山有里●ふたば自給農園 78/小野寺徹・幸絵●旬の野菜 爽菜農園 80
小林裕次●コバちゃん農場 82/関塚学・守屋知子●関塚農場 84
松原努・真由美●自然農園 空土ファーム 86
丸山尚史●まんまる農園 88/武藤俊郎●武藤農園 90
柳澤隆弘●まるねこ農園 92/梶山忠裕● 94
T. K● 96 /田村寿昭●たむら農園 98/高橋知宏●高橋農園 100
深谷峰子●深谷農場 102/今井敦●にわさき農園 104
小川紗永子●ノーテンキな農的生活舎 106
笠原●自然農園レインボーファミリー 108
佐久間清和●さくま草生農園 110/中野幸子●地遊農園 112
山木幸介●三つ豆ファーム 114/山本茂晴●しげファーム 116
相原佑子・海●農場こぶた畑 118/井上昌代●有機農園つ・む・ぎ 120
今井虎太郎●べじたろう農場 122/● 124/加藤明●そらや 126
田中大樹・早保●Junkan農園 128/松本邦裕●なんくる農園 130
井波希野●Kino cafe 132
信越・北陸 135
河辺寛之●信州風土や 136/小森健次・夏花●七草農場 138
佐藤二朗● 140/長田学● 142/森屋聡子●もりもり農場 144
渡辺健寛●はっぱのしごとファーム 146/稲澤宗一郎●なばたけ農場 148
東  海 151
関口ひかる●関口農園 152/鈴木茂孝●伊豆松崎 とんび農園 154
谷洋一郎●たに農園 156/戸叶勝久●戸叶農園 158
藤井望●藤井農園 160/松木一浩●(株)ビオファームまつき 162
松村謙造●松村農園 164/山本伸行●山本農場 166
吉田猛・清水直美●エッサホイサ堂 168/宮本貴史●宮本農園 170
近  畿 173
T● 174/長坂豊●よりどころ農園 176
勇惣浩生●梅の里自然農園 178
中  国 181
山崎勝久●里山農場 182/脇田忍●自然農園桃源郷 184
猪上淳●農園 畑人の森里 186/北原六地●むささび農園 188
福島摩耶●福島農場 190
四  国 193
大崎考●天然酵房やまそだち 194/岡田義之● 196
野満育朗●まんがら農園 198/藤田敏●有機菜園 藤田家族 200
九州・沖縄 203
大浦一成●おおうら農園 204/鍛治邦之●棚田ふれあい農園 206
片桐 慎●ShinKumi農園 208/久原佐穂● 210/阪東靖記● 212
草野英雄● 214/寄元和浩●里奏園 216
岩切義明●自然農園「こころ」 218
久木田大和●久木田農園 220/鈴木敬之●鈴木農園 222
片岡俊也●ハルサー 224
あとがき 227

日本有機農業研究会のご案内
 ――本来あるべき「農業」と「食べ方」「暮らし方」の追求―― 229
  有機農業とは 229
  本会の歩み 229
  本会の活動 231
  入会のおすすめ 232
  有機農業がめざすもの 233
 日本有機農業研究会 結成趣意書 234
 1 本書のねらい 9
 2 有機農業って、おもしろい 10
 3 「提携」と有機農業 15
 4 農業を始める その1 20
   (1) 就農に向けて 20
 5 農業を始める その2 24
   (1) 土づくりと堆肥 24
   (2) 機械類と道具の購入 27
 6 農業へ向かう決意、そして研修 33
 7 種子を播き、一歩を踏み出す 39
【コラム】
獣害対策 あれこれ 青年部 55
谷川拓也 105/荒井純子 131/会田淳 159/正木早苗 169
有機農業推進法とは 今井優子 185
高田潤一郎 226

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 書籍紹介

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