JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

第38回 日本有機農業研究会全国大会・総会を開催

御礼

 このたびは大会にご参加下さり、御礼申し上げます。雨模様の天気にもかかわらず、お陰さまで、2日間にわたり約450名の参集があり熱気に満ちた大会となりました。大会で再会し、また新たに結ばれた人と人のつながりが有機農業のさらなる普及、拡大に向けて役立つことを大会実行委員会にかかわった者として願っております。 なお、大会初日採択されました大会アピールを同封させていただきます。
 まずはご参加の御礼まで。

全国有機農業のつどい神奈川大会
実行委員長 大平 勝
事務局長  安田 節子



第38回日本有機農業研究会神奈川大会 アピール

   有機でひらこう! 日本農業と食の未来を

 一昨年世界を襲った穀物と原油の高騰。これにより輸入飼料頼みだった酪農、畜産農家の倒産が続出、食料品価格も軒並み上がりました。輸出国が輸出禁止に踏み切る事態を目の当たりにして、食料・生産資材を輸入に依存する日本の足元の危うさを認識させられました。農林水産省は、穀物価格は今後も値上がり基調で推移し続けると試算しています。穀物、飼料、肥料、燃料のどれもが海外からいつでも安く手に入る時代は終わりを告げ、輸入資材で成り立つ工業的近代農業は持続不可能な事態を迎えつつあります。
 そして、これまでのグローバリズムの推進により、安い輸入物に押され、国内の第一次産業は疲弊し切っています。危うい日本の食料安全保障を建て直し、農林水産業を復興させるためにはなにをなすべきでしょう。
 また、日本は単位面積当たりの農薬使用量が世界一(OECD、2002年)です。田畑、人家、河川、学校などが混在しているところで日常的に農薬を使用し続けています。土壌、空気、飲料水の汚染や、またお茶や果物、野菜など農作物から摂取する農薬の健康への影響はもはや無視できないレベルにあります。
 農地・水田の減少や放棄地の増大、荒れ果てた山林、地方の高齢・過疎化、農地の肥沃度喪失、減少著しい生物多様性、癌死やアレルギー、欝、神経疾患の蔓延など。これらはみなつながっています。工業的近代農業推進とグローバリズムの価格競争の果てに、いのちを守るコストは切り捨てられてきました。いったい誰が利益を得たのでしょう。農家でも消費者でもないことは確かです。
 経済、環境、健康のどの面からみても、これまでのグローバリズムや工業的近代農業志向では持続できないことは明白です。展望は有機農業にあります。有機農業は、安全な食べ物を提供するだけでなく、地域の生物多様性と物質循環を守り、土壌の肥沃度を復活させ、生産者と消費者の有機的つながりを取り戻します。
 有機農業の土の核心をなす「腐植」(土壌有機物)は、健康な森の営みの上でも生物豊かな海をつくる上でも大変重要な働きをしていることが近年の研究でも判ってきました。私たちは生産者と消費者の「提携」を“生産消費協同”としてあらためて位置づけ、農業分野にとどまることなく森林(特に広葉樹林)と里(田畑)、湖沼・海をつなぐ流域全体の取組みとして自給と提携を広げていきましょう。それは、国際フードシステムを支配する多国籍アグリビジネスの世界とは別の、地域に根ざした流域自給圏を作り出すことでもあります。
 「有機でひらこう!日本農業と食の未来を」の本大会テーマのもと、ここに参集した私たちは、このような有機農業の普及拡大のために、互いに連携し、力を合わせて活動を広げてまいりましょう!


第38回日本有機農業研究会神奈川大会 資料販売

有機でひらこう! 日本農業と食の未来を

大会資料

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