JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

第37回 日本有機農業研究会全国大会・総会を開催

第37回日本有機農業研究会全国大会(3月14、15日、於・新潟県新発田市) は、全国から有機農家、「提携」消費者、農業関係者など、約400人が参加して盛大に開か れ、「大会アピール はばたけ 有機農業」を採択して終了しました。

鶴巻実行委員長

鶴巻実行委員長

 記念講演は、熊本で長年、水俣病に関わってきた医師原田正純氏が『水俣に導かれ て』という演目で行いました。日本の近代化を牽引した化学工業とそれによる公害の 象徴ともいえる水俣病は、近代化農業の方向に疑問を呈した有機農業の原点ともいえ ます。分科会では患者さんの会からのお話、映画『阿賀に生きる』の上映、翌日の現 地見学会では、昭和電工鹿瀬工場の現在のようすなどを見ました。
 他に、生産者と消費者の提携活動、生協の活動、温暖化問題と有機農業技術、遺伝 子組み換え反対運動、グローバル化する経済不況と有機農業など、幅広いテーマでの 分科会などがもたれました。
 大会の概略の報告は、『土と健康』に載せてゆく予定です。


第37回日本有機農業研究会新潟大会 アピール

   羽ばたく有機農業めざし、「チェンジ」を !


 今般、「全国有機農業の集い2009」が朱鷺羽ばたく新潟県の新発田市で開催されました。会場の地は、かつて減反開始の折は農民運動で全国にその名をはせた阿賀北福島潟に近く、さらには、新潟水俣病の現地でもあります。
 いわば、日本農業近代化の大波を直に受けてきた地域であります。

 06年12月有機農業推進法が制定され、国の責務として有機農業が進められることとなりましたが、県自治体行政、研究機関におけるその後の取り組みは、今ひとつの状況と言わざるを得ません。最近では、国研究機関の中枢東京大学が禁止農薬を使用して栽培試験を行っていたことが報道されました。
 法の重さをきちんと自覚した有機農業推進に向け「チェンジ」が必要です。

 米主産地新潟県の米菓業界では、原材料に大量の輸入米が使用されていることも明らかとなりました。自給率向上を掲げる一方で減反が強化され、それでも米価は低迷し、追い打ちをかけるがごとき輸入米の増加、現場は担い手不足、高齢化が進む……。
 ここでも必要なのは「チェンジ」です。

 そうした中でも、ここに集う全国の仲間たちは、消費者と交流・連携する中で懸命に有機農業に取り組んでいます。これからはさらに一歩を進め、有機農業は単に農薬を使用しないだけでなく、消費者と一緒になって生活全体を足元から見直す、いわば世直し運動であるとの位置づけが必要です。
 私たちにも「チェンジ」が求められているのです。

 外に「チェンジ」を働きかけるとともに、内も「チェンジ」を心して、有機農業の一層の発展に取り組みましょう。

2009年3月15日
第37回日本有機農業研究会大会参加者一同

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