青年部主催 2006年夏の有機農業見学会 in 千葉県・東庄町(8月19日〜20日)を開催しました

笹川駅に集合した参加者たち

中野さんのナス
2006年の青年部主催・夏の有機農業見学会は、千葉県香取郡東庄町で行われました。青年部部長の佐久間清和さん・知子さん、そして「土と健康7月号」の「熱き心くん」で話題を呼んだ(!?)、同じく青年部の中野幸子さんをはじめ、日有研で出会って結ばれたという就農14年目の鎌形正樹さん・幸子さん、脱サラして就農4年目の岡野哲也さん・やよいさんの、計4軒の農場や加工所などを見学させていただきました。
- 鎌形正樹さん・幸子さんの農場

学生時代に日有研で出会って
結ばれた鎌形夫婦

虫除けのワリフ
見学会初日の8月19日は快晴。真夏の強い陽射しの中、10台以上の車を連ねて見学会のスタートです。最初の見学先は、就農14年目の鎌形さんの畑。主に幸子さんが担当という20aの畑には夏の野菜がたくさん実っていました。最初に参加者の注目を集めたのは、ナスとナスの間に植えてあるコンパニオンプランツのバジル。これは植え始めて3年目。今のところ虫の害はないそうです。ほかにも瓜類の間にネギを植えると効果があるということです。また秋蒔きの白菜、人参、葉ものなどがワリフ(虫や雨、風を避けるためのビニール製の覆い)のトンネルの中で小さな芽を出していました。虫対策には大変苦労をしているとのことでした。
- 岡野哲也さん・やよいさんの農場と加工場

冬季湛水が成功した田んぼ
の前で説明する岡野哲也さん

真空包装のお米
西日が強くなってきた時刻から、鎌形さんの田んぼのすぐ近くにある岡野さんの田んぼへ移り、岡野さんの農業見学スタートです。哲也さんは、脱サラしてやよいさんの実家のある東庄町で就農して4年目。日本不耕起栽培普及会の会長である岩澤信夫氏から米づくりを教わり、その指導に忠実に冬季湛水を行い、低温育苗のエネルギーの高いお米を育てています。3月9日に種蒔き、2週間ほどして5cmほどに育ったら、田んぼに出します。半不耕起の田んぼで育った稲は、土が固ければ硬いほど反発して根を張り、倒れにくくなるそうです。
- 中野幸子さんの農場

中野幸子さん

中野さんの畑で
2日目は、中野幸子さんの農場見学からスタートです。今回の見学先では、唯一、中野さんだけが新規就農者で、しかも一人でやっています。千葉県佐倉市の林重孝さんのところで1年、1日目の見学先である鎌形さんのところで1年研修して、鎌形さんとのご縁で千葉の東庄町で就農したということでした。
現在、畑を7枚借りていて、この畑にはこの野菜と決めて、年間約50種類ぐらいの野菜を栽培していますが、それぞれの畑が離れていて出荷の日は収穫が大変だそうです。当日見学させてもらったのは主にナスとピーマンが植えてある畑。中野さんの明るいキャラクターで、終始笑いが耐えない愉快な見学となりました。
- 佐久間清和さん・知子さんの農場

鉄より丈夫という竹の支柱の
前で佐久間夫妻

農林22号
そして見学会最後は佐久間さんの「佐久間草生農場」。車で移動中に雨。最初の畑に着くころに雨足が強くなりましたが、間もなく上がり、そのお陰で少し涼しくなりました。
佐久間さんは、埼玉県小川町の金子美登さんのところで1年間研修をした後、農家である実家に帰り農業を始めました。お父さんはお勤めしていて兼業農家。はじめの初めの6年間はお母さんの文枝さんと一緒に農業をやっていました。2年前に知子さんと結婚。現在は、田んぼと自然農法栽培の畑は、ほぼ二人でやっています。
お餅、漬物、味噌などの加工品は、今でもお母さんが手伝ってくれているそうです。5か所ほどある全部で60aぐらいの畑は不耕起自然農で、最初に見させていただいた畑は、7年間耕していないということでした。
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鎌形家の養鶏場。臭わない鶏舎、
岡野さんの精米施設は、石抜き機→ |
中野さんの畑では、肥料は鶏糞と
7年間耕していないという佐久間さんの自然農の畑にはサツマイモとカボチャが元気に育っていた。今年は肥料も入れていない。 |
- 参加者の感想

早く仲間入りしたい
将来、家族で農業をやってみたいと考えています。昨年の岐阜の見学会に続いての参加で、今年は千葉ということで近いので、妻と息子を連れて参加させていただきました。(岩崎直純:東京都江戸川区)

「力強さ」に励まされて
夏の遅れを取り戻そうとするかのような強い日差しのなか、見学会の現地へ。千葉と言えば落花生とばかり思っていましたが、東庄町は、ゆるやかな小山を背景に田が広がっており、今年の日照不足の影響をものともせず、どこの田も豊穣の実り、稲穂が首をたれ、しばしうっとりの道のりでした。(多田マリ子:神奈川県秦野市)

有機農業に魅せられた2日間
とても濃厚で有意義な2日間を過ごすことができました。現在は会社勤めをしながら、土日に藤沢市の相原農園にお世話になり、有機農業の勉強をさせていただいています。(橋詰史子:神奈川県横浜市)





