JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

第34回日本有機農業研究会全国大会・総会を開催しました

 2月11日、12日の両日、千葉県三芳村で「農の原点から未来を見つめる」を大会テーマにして、第34回日本有機農業研究会全国大会と総会を開催しました。   >> 三芳村大会の写真

大会会場全景

開会挨拶する佐藤理事長

 初日は、三芳村立三芳小学校体育館にて開会式とシンポジウム、分科会が開かれました。会場は、530名の参加者で満員となりました。主催者の開会挨拶(佐藤喜作理事長)と来賓挨拶、シンポジウムの後、大会アピールを採択しました。休憩の後、7つの分科会に別れ熱心な議論を行いました。

 2日目は7時から種苗交換会、8時から分科会報告、8時半から2分間スピーチ、9時から日本有機農業研究会年次総会が開かれました。種苗交換会には、約30名の方から自家採種の種120種以上の出品があり盛況でした。出品されたは種は、すべて持ち帰られきれいになくなりました。同時に操体法の講習会も開かれました。また、総会では、本年度(2006年度)の活動計画の審議において、昨年度に引き続き、日本有機農業研究会の原点である結成趣意書に立ち戻り、運動を展開していくことが求められていることが確認されました。総会で採択された本会の本年度の活動の方向性は、次のとおりです。

<本会の本年度における活動の方向性>

 昨年度に引き続き、結成趣意書の原点に立ち戻り、次の活動を中心に展開する。

1 有機農業と「提携」を広める

①各地の生産者消費者の「提携」を広げるため、提携ネットワークをつくり、活動を促進する。併せて『提携ハンドブック』(仮題)を発行する。
②有機農業への新規就農の支援態勢を強める。
③有機農業推進基本法(仮称)の制定を進める。

2 食べ方で健康と自給を取り戻す

①食事と健康のつながりに注目し、土に根ざした食、農、医を進める。
②自給を高める食べ方、食べる術(手作り食など)を広める。

3 遺伝子組換え、鳥インフルエンザ、環境問題への取組みを強める

①遺伝子組換えイネの栽培実験の反対訴訟を支援、反対運動を全国的に展開する。
②農薬と健康問題、農薬空中散布問題、鳥インフルエンザ問題などについて取組みを強める。

4 研修機能を強める

①有機農業サポート委員会において本会の研修システムのあり方を検討し、試行する。
②行政との連繋による有機農業の農業公園作りや有機農業アドバイザーによる研修プロジェクトなどを推進する。
③有機農業の参考書や学校農園の手引き書などを作成し、学校における有機農業教育を支援する。
④学校から農家への有機農業インターンシップの受入れを促進する。

5 自家採取のすすめと有機種苗の提供

①自家採種運動を推進するとともに、種苗ネットワークの活動を強化する。
②優良種苗、推奨種苗の提供体制を整える。

6 会員をふやす活動を強める

①積極的で、きめ細かな会員募集活動を展開する。
②関係団体・活動との連繋を強め、協力、共催、後援をしていく。
③会員による各種の活動、集まりなどをふやしていく。


第34回千葉三芳大会アピール

農の原点から未来を見つめる

 ここ千葉県三芳村で始まった一つの有機農業運動は、今日まで三十年あまりにわたり続いてきました。それは、つくる人と食べる人とのつながりが、ただ物のやり取りという関係ではなかったからです。私たちは、いのちの糧としての生産を自覚し、それを届け、また、季節のものを食べる伝統的な食生活を続けながら、人と人との信頼を培い、喜びと苦労を分かち合ってきました。
 そのような産消提携の精神は、人をだましてまでも利を得ようとする現代社会の歪みを正そうとするための指針ともなり、真の豊かさに通じると信じます。
 私たちが目指すのは、人と人との信頼に基き、環境を守り、いのちの糧としてのたべものを得ようとする有機農業です。このように、つくる人と食べる人がともに農業や人間らしい暮らしを考えるというつながりは、競争や対立とは相反するものであり、これが広がることは、子供たちの未来に平和をもたらすことにもつながるでしょう。
 私たちはここに、有機農業は、いのちの糧としての食べものを育て、人と人との信頼を培い、農村や農業を再生し、人間性の回復とともに、平和に寄与するものであることを確認し、これが国の基礎に据えられることを強く願い、大会アピールといたします。

2006年2月11日
第34回日本有機農業研究会大会

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