JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

 足立区都市農業公園だより(9)
       ―有機農業サポート室活動レポート―
『サツマイモ体験教室』

有機農業サポート室指導員  明石 誠一

サツマイモの苗を植えつける

サツマイモの苗を植えつける

 足立区立都市農業公園(以下略して都市農)では、さまざまな体験教室が行われています。その中の一つがサツマイモ体験教室です。この体験教室では、植付け、除草、収穫の全3回が行われ、「自分で植えたものを食べる」という、貴重な体験をすることができます。6月11日に「植付け」体験教室が行われました。

 喜々として作業をする子どもたち

 午前と午後にそれぞれ40名ほどの参加者があり、ほとんどが家族連れでした。参加されたご家族の中には、どこかで見たことがある顔もあります。おそらく、お米作り教室などでお会いしているのでしょう。こういった体験教室に参加することは、本当に良い事だと思います。好奇心旺盛な子どもの時期に五感をフル活用することが、旬の教育ではないかと思いました。

サツマイモの苗取り

サツマイモの苗取り

 この体験教室は、ほかのそれとは一味違います。どこが違うのかと言うと、都市農の中で、サツマイモの苗を仕立てていて、その苗取りからやることです。踏み込み温床(落ち葉と米ヌカを層状に積み、その発酵熱を利用する)に伏せこんだサツマイモからツルが伸びていて、それを切って畑に挿すと、ツルの節から根っこが伸び、それがサツマイモになるのだと、実際に体験できるのです。

 昔ながらの有機農業だからこそ出来る事だと思います。そして、サツマイモの苗を挿す畝は、あらかじめ機械で作っておきましたが、畝の上を平らにならし、25p間隔(畝幅90p)に植える目印をつける作業も、参加者の皆さんにやっていただきました。

子どもたちで畝を作る

子どもたちで畝を作る

 せっかくの体験教室ですから、その方が楽しかったと思います。最初は、はさみを使ったり、重たいものを持ち上げたりする作業は、大人の方にお願いする予定でしたが、子どもたちは「やりたーい!」と、すすんでやっていました。

 一家族20株の苗と決めていましたが、まだ植わっていないところがありましたので、「終わるまでやってくださーい」と声をかけると、子どもたちは、われ先にと苗を取りに行きます。本当に楽しそうで、こちらが嬉しくなります。やらされているのではなくて、やりたくてやっているという気持ちが伝わってきて、いい感じです。

 参加者の中には、自分の手よりもはるかに大きな軍手をしていたり、ビーチサンダルのようなもので来ている子もいたり、裸足になってやっている親子がいたり、とさまざまでした。

 教室の最後に魚住さんが、参加者の皆さんに言っていました。

 「軍手を使っていただいても結構です。でも出来れば素手で、土や道具を使う感覚を味わってほしいですね」

 私もそう思いました。押し付けてはいけないですが、せっかくの体験教室ですから、汚れても触れてみてほしいですね。

足立区都市農業公園
【場所】 東京都足立区鹿浜2‐44‐1
【交通】 東武伊勢崎線西新井駅から都市農業公園行き(東武バス)終点(都市農業公園)下車
【開園時間】 午前9時〜午後5時
【休園日】 12月28日〜翌年1月4日まで。公園管理のため前記以外に閉園することがあります。
【TEL】 03‐3853‐4114

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