JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

 足立区都市農業公園だより(8)
       ―有機農業サポート室活動レポート―
『着々と進む夏野菜の準備』

有機農業サポート室指導員  明石 誠一

苗の定植

斜めに植える苗の定植


 今年の春は少し寒い日もありますね。都市農業公園(以下略して都市農)の夏野菜の準備は着々と進んでいます。今回はどんな種を温床に蒔いたか(次ページの表参照)、そしてその野菜たちが畑に定植されるまでの流れをご紹介したいと思います。

 

 地温を保って定植後の活着をよくする

3/9 セルトレイに播種

3/9 セルトレイに播種

 種は育苗箱か、セルトレイに蒔きました。セルトレイとは小さなポットが連結になっているようなもので、200穴や、178穴の穴があいたものなどがあります。都市農では178穴のものを使いました。

 このセルトレイは、根を切らないで定植できるという利点がありますが、定植が遅れると苗が老化してしまうという注意点もあります。育苗箱を使ったものは、次にポットへ移植するものなどでトマト、ナス、ピーマン、セロリ、スイカ、マクワウリ、キュウリ、カボチャでした。

 

3/9 床土をふるう

3/9 床土をふるう

 ポットへの移植の際、キュウリなどの瓜類は双葉が出て、本葉が出そうだなという時にポットへ移植しました。このタイミングが遅れてくると、後の生育がよくないので注意が必要です。あと徒長したキュウリは、ポットに移植する時に深く植えると、その部分から根っこが出てくるので吸肥力が増します。これは定植するときにも使えます。トマトや、キュウリは徒長した部分を斜めに植えると(イラスト参照)、そこから根っこが出てきます。  サツマイモの伏せ込みは、温床の上に赤土をのせ、そこにサツマイモを少し見えるくらいまで埋め込み、その上に乾燥を防ぐために籾殻を2センチくらいの厚さにまきます。土が乾いている場合は水をやりますが、やりすぎると、芋が腐ってしまいます。

 地温が確保されると、定植後の活着(根が張り生きつくこと)がよくなります。太陽の熱がよくあたるようにしたり、マルチをしたりして地温を確保します。

 都市農では、キュウリ、インゲン、カボチャ、ニガウリ、大和芋などはハウスにネットを張ってはわせる予定でいます。夏になると、ハウスの天井から野菜がぶら下がっている様子が見られますので、一見の価値ありですよ。

4/6 レタス類の定植

4/6 レタス類の定植

4/6 カボチャの定植

4/6 カボチャの定植

足立区都市農業公園
【場所】 東京都足立区鹿浜2‐44‐1
【交通】 東武伊勢崎線西新井駅から都市農業公園行き(東武バス)終点(都市農業公園)下車
【開園時間】 午前9時〜午後5時
【休園日】 12月28日〜翌年1月4日まで。公園管理のため前記以外に閉園することがあります。
【TEL】 03‐3853‐4114

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