JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

 “脅しの手紙”といわれるモンサントの手紙

日本有機農業研究会 『土と健康』 03年8・9月合併号

 以下は、組み換え種子を買っていない農家にモンサント社が突然送りつける、農民が「恐喝状」と呼んでいる手紙です。汚染した側が汚染を受けた農家に対し、特許侵害で訴訟にするぞと脅し、示談金をとるという内容です。(安田 節子)

モンサント
食料、健康、希望
書留郵便


1998年11月12日


エドワード・ズィーリンスキー様
P.O.Box1226
ダノラ、サスカッチュワン

拝啓 ズィーリンスキー様
 ご存知の通り、1998年7月22日にモンサントはロビンソン調査会社の協力を得て貴方がモンサント・カナダ社の許可なく1998年にラウンドアップレディ・キャノーラを不適切に栽培していないかを調べるために調査(調査)を行ないました。参考のために標準的1998年用ライセンス契約(TUA、資料1)を一部同封しました。
 調査の結果、地番SE28-30-2,NE28-30-2,SE19-30-2の土地約250エーカーでラウンドアップレディ・キャノーラが蒔かれ、モンサントの所有権を侵害していると信ずるに足る証拠が得られました。
 ラウンドアップレディ・キャノーラを許可無く栽培することはモンサントの所有権に対する重大な侵害です。
 当社が最終的にどのように対応するかを決める前に、又この問題をタイムリーに経済的に解決するために、以下の条件が満たされるのであれば貴方に対する法的手続きの開始を止める用意があります。


1 モンサントに対し直ちに250エーカー(100ha)× $115/エーカー=$28,750.00(\2,587,500)支払う。(訳注:エーカーは約4反で1カナダドルは約90円、換算すると\25,875/ha位)
2 モンサントが全ての所有地と借地、穀物貯蔵庫をこの手紙の日付から3年間検査する権利があることを認める。
3 この示談書の内容をいかなる第三者にも知らせないこと。
4 モンサントのみがその判断によって調査や和解についての事実や和解内容を明らかにする権利を持つことを認める。


 モンサントに$28,750.00の支払保証つき小切手とこの手紙に署名したもののコピーを1998年12月14日までに届いた時に、この申し出が受け入れられたものと認めます。


敬具

キース・A・マクミラン
モンサント・カナダ社
法務部長
      月  日   1998年 本書を読み合意しました。
署名:

記名:

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