JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

 GM作物の栽培禁止を!

日本有機農業研究会 『土と健康』 03年8・9月合併号

 遺伝子組み換え(組み換えDNA技術)は、何万年にもおよぶ自然の営みの根幹である生物の遺伝子を操作するものです。自然の生態系や農業環境を危機にさらすばかりでなく、農と食の問題、さらには広い意味での文化など社会的な影響についても暗い影をなげかけています。

 六月下旬から七月初旬にかけて来日し、各地でカナダでの経験を講演したパーシー・シュマイザーさんは、遺伝子組み換え作物を導入したら起きた数々の問題を伝えています。遺伝子汚染の急速な広がり、農薬使用の増大、大豆では収量の低下、除草剤のきかないスーパー雑草の発生、そして、特許をもつモンサント社の農民支配とコミュニティの破壊……。「植えたら、オシマイ!」とは、講演会のタイトルでしたが、農民の権利を奪われ、人生も奪われる事態が起きています。

 七月下旬、茨城県谷和原村の風の吹き抜ける広大な大地の一角に、一〇〇人ほどの人々が集まりました。そこでは、二〇アール(二反)にわたって植え付けられていたGM大豆(遺伝子組み換えで除草剤耐性にした大豆)に紫色の花が咲いていたのです。遺伝子汚染はひとたび起きれば取り返しがつきません。緊急の花粉飛散防止措置行動がとられました。

 本号では、これらを中心に緊急に特集しました。

 なお、遺伝子汚染とは、遺伝子組み換え品種の新たに導入された遺伝子が生殖(繁殖、交配)を通して(花粉の飛散を含む)、通常品種のなかに遺伝子レベルで入っていくことです。また、導入された遺伝子が他の生物(作物含む)との相互作用によって、想定されなかった遺伝子レベルでの影響を他の生物に与え、ひいては生態系に影響を及ぼしていくことです。

> このページの先頭へ


 書籍紹介

 日本有機農業研究会では、設立以来、有機農業関係の基礎的な資料や書籍を発行してきました。一部を除き、一般書店ではお求めできないものです。
 ご注文は、郵便為替用紙、または、メール・FAXのいずれかの方法でお申込いただけます。

書籍のリストと購入方法はこちらへ

  _______________________

  _______________________

  _______________________