JAPAN ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION

日本有機農業研究会

 ●子供達と鴨を調理(08年7月22日)

畑情報

■暑さの厳しい季節
 本格的な暑さがやってきた週末、熊谷市では気温が35.8℃を記録しました。33℃くらいまでは何とか我慢できても、さすがに体温近くまで気温が上がると体への負担が大きくなります。鶏小屋では鶏たちが陰に集まって暑さをしのぐようになりました。嘴をあけて体で息をしています。ガバレの鶏小屋はパイプハウスを利用したもので、4面は金網で囲い、小屋の周りにある杉の木などで陰が出来るようになっています。それでも夏場は鶏にとっては厳しい季節となり、産卵数も減ってきます。小屋の上に黒の寒冷舎をかけたりもしますが、快適な状態にはなりません。暑さを和らげてくれる夕立にほっと一息つくのは人間も鶏も同じです。今日も夕立の予報がでていますが、ここ何日かは振られっぱなしです。近くの町ではすごい勢いの雨が降っていても、自宅に近づくと道路も濡れていないことがよくあります。ある時は利根川から荒川へ水を供給している武蔵用水を境にして降雨のあるなしが分かれていたときがありました。雨の欲しいときには降らず、もう雨は勘弁してという時には降り続くということも度々ですが、今はちょっと一雨欲しいところです。

子供達と鴨を調理

 週末の土曜日、隣の地区にある神社でお祭りがありました。小さな古墳のところに建てられた神社の境内からは土器の破片などがみつかり、子どもの頃は土器探しの遊び場となっていました。この地区では「万作踊り」という田植えの終わりを祝う踊りが受け継がれています。万作踊りの保存会は70代が中心だったようですが、ここ数年、50代(地域の中では若手と言われますが)が受け継ぎ、地元の小学生も巻き込んで活動しています。保存会の代表を務めているのが米や麦を大規模に経営している50代前半の人で、小学校の田んぼやサツマイモ畑も提供したり、荒川の堤外にコスモスを育てるなどの活動をしています。
 万作踊りに参加する子ども達から「合鴨は大きくなったらどうするの?」と聞かれ、「ガバレに持っていって大きくして、みんなで食べるんだよ」と答えたら、「えーかわいそう」と言われ、「かわいそうじゃないよ。スーパーの肉だって誰かが解体してるんだよ。鴨の肉はうまいんだぞ」「本当? 食べたい。食べたい。」「そのうち食べさせるから」という会話を過去にしていたようなのです。子ども達からそのうちっていつ?と何度もせっつかれ、それじゃお祭りの時、万作踊りが終わったら鴨を食わせると約束してしまったので、かもをさばいてほしいとお願いされました。昨年田んぼに放した鴨がまだ鶏小屋にいましたが、夏の時期に食べたことはなく、肉もあまり付いていなかったのですが、子どもたちに鴨を絞めるところに参加させたいというので、3羽の鴨を食べることにしました。
 お祭りの当日、午前10時に小学校の5,6年生の男の子と女の子が6人やってきました。絞めるところはできないので、鴨の血抜きをするところから湯につけて羽をむしるところまで2人で1羽を担当してもらいました。「なかなか抜けない」とか「無理」とか言いながらも20分ほどかけてきれいに毛をむしり終え、いざ解体へ。あまり食べるところもなさそうで、肉も硬い感じだったので各部位にわけて食べられそうなところだけ調理した方が良いとも思ったのですが、他にも万作踊りに参加する子どももいるので、鴨の形が残ったままローストして、子ども達の見ているところで切り分けようということになりました。
 ローストにするためにお腹を開き、内臓をひとつひとつ説明しました。「腸ってどのくらい長いの?」「そこにあるのって卵の赤ちゃんだよね」などいろんな事に興味津々の子どもたち。思いはすでに鴨を食べることに移っていました。
 そしてお祭り。ダッチオーブンで鴨のローストを作りましたが、やはり想像通りに食べられるところは胸肉くらいで、他は皮も固くてかみ切れなかったようです。それでも自分で羽をむしり、鴨の血抜きを手伝った子ども達は、なにか誇らしげにしていましたし、大人は鴨を食べる子ども達を頼もしげに見つめていました。美味しい鴨料理を冬に用意することになりそうです。


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 江原浩昭・広美プロフィール

江原浩昭1960年、埼玉県吹上町(現鴻巣市)生まれ、浩昭。400年以上続く農家の長男。大学卒業してすぐ青年海外協力隊 ザンビア派遣(野菜)。その後ちょっとプーちゃん。大学行きなおして、妻を発掘。妻とともに日本国際ボランティアセンター(JVC)エチオピア・東京勤務。1993年より 有機農業を志し、現在に至る。
江原広美1960年、兵庫県香住町生まれの広美。この人も大学卒業してすぐ青年海外協力隊 マラウイ派遣(理数科教師)。その後ちょっと中学の先生。そしてこの人も大学行きなおして、夫を発掘。日本国際ボランティアセンター・エチオピア勤務。下の子たちが中学生になって子育ても一段落。貧乏ヒマなし・・・いろいろいろいろやってます。
http://www.geocities.jp/gabarehiroba/

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