ガバレ農場の『かけだし情報』(08年7月7日)
1994年より宅配の野菜や卵と一緒に毎週お届けしているガバレ農場の通信です。
日々の仕事や生活の中で考えたこと、感じたことを消費者の皆さんと共有したくて書き始めました。有機農業に駈け出した頃の情熱と決意を忘れないように、謙虚な心を忘れないように、「かけだし情報」のタイトルがいつも私たちを励まして、戒めてくれています。
- 畑情報
■地域の恒例行事「水路整備」
雨の日曜日になりました。今日は朝から藻刈りの予定でしたが、雨でお休みです。藻刈りとは田んぼに水を引く水路に生えている藻や草を刈り取り、水路をきれいにするという地域の恒例行事です。ただ、ここは住宅化が進み、田んぼの水路も3面コンクリートで整備され、水は地下水を大きなポンプで汲み上げています。藻刈りといっても水路を囲っているフェンス下の草を刈ったり、土のままの水路に落ちているゴミを拾い上げたりして1時間ほどで作業は終わりです。
昔、藻刈りはお米を育てるために欠かせない水を確保するために水路をきれいに整備する必要がある大切な作業でした。今は町内会が主催し、農家でなくても参加を呼びかけていますが、参加してくる顔触れは大体決まってしまいます。自分たちには全く関係ないことだと思っている人も増えてきています。
■夏の神社のお祭り
7月は町内の神社のお祭り、通称「芋っぱ灯籠」や「お獅子さま」と呼ばれる行事が続きます。田植えが終わり、豊作を願って地元の神社で皆が寄り合う小さなお祭りですが、こちらも年々縮小傾向にあります。梅雨の真っ最中のこの時期、傘を持たずに参加した人が里芋の葉を傘代わりにしたことからついた芋っぱの名称ですが、今でも必ずと言って良いほど雨に降られます。雨が降っても神社に集まってきた子ども達の姿も今では少なくなりました。
同じように新しい家が増えているお隣の町内会、こちらも灯籠のお祭りがありますが、70代から「万作踊り」を引き継いだ50代を中心に、小学生を踊り手に誘って灯籠の日にお披露目会をしています。子どもがでれば親も一緒にお祭りにやってきます。他の町からやってきた人たちも子どもを通してお互いが交流する機会を持つことができるようになるのです。そんな隣の町内会を羨ましいと思いながら、自分の住むところでも元気がでるような事ができたら良いなと思います。
- 月に一度開催している「畑の子どもたち」
「畑の子どもたち」は月に一度開催している幼稚園から小学生とその親を対象に、畑や田んぼの作業や自然観察、うどん作りや餅つきなどを体験するプログラムです。
■野菜の葉っぱ当てゲーム
6月は1日の田植えに続き、田んぼの草取りと野菜の葉っぱ当てゲームです。まずは野菜の葉っぱ当てゲーム。
10時開始の予定なのに9時半に集まってきた子もいて、慌ててゲームのもととなる野菜の葉を集めました。全部で21種類、まずは形を見たり、臭いをかいだり、ちょっと囓ってみて味を確かめたりして、どれが何の野菜かを考えて紙に書いてもらいました。野菜の実は知っていても、畑にある野菜そのものをまじまじと見る機会はあまりありません。特徴的な形をしているものでも想像するのは難しいようで、「バナナのような臭いがする」、「ノビルの葉かも」と言いながら思った野菜の名を記入していました。そして答え合わせの時間。畑に移動しながら答えを探します。バナナの臭いの葉はキウイの葉でした。
ノビルに見えたのは稲の葉が丸まったもので、ギザギザの葉はスイカでした。「へぇーこんな形をしてるんだ」「やった大当たり」これから野菜を見ると葉の方が気になるかもしれません。
■田んぼの草取り
そして後半は田んぼの草取りです。この日のメインは田んぼに入ることだと皆がビーチサンダルと半ズボン姿で気合いが入っていました。畑の子どもたちに自由に植えてもらった区画は、翌日きちんと植え直してしまったので、子ども達には残念だったかもしれません。稲を踏まないこと、合鴨を追いかけないことの2つを守ることをお願いし、まずは稲株の周りに生えているコナギなどを手で取ってもらいました。バランスを崩しておしりから座り込む幼稚園の子や草を取るよりも速く田んぼを進む競争をしている子もいましたが、田んぼでどろんこになるのが楽しくて仕方がない様子でした。大きい子には手押し除草機を押してもらいましたが、苗を踏まないように気をつけながら、悪戦苦闘していました。
次回は8月2日にうどん作りです。ゴマと味噌で作る冷や汁で食べる予定です。畑でみたゴマの苗からどんなふうにゴマが出来るかもみてもらいます。
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1960年、埼玉県吹上町(現鴻巣市)生まれ、浩昭。400年以上続く農家の長男。大学卒業してすぐ青年海外協力隊 ザンビア派遣(野菜)。その後ちょっとプーちゃん。大学行きなおして、妻を発掘。妻とともに日本国際ボランティアセンター(JVC)エチオピア・東京勤務。1993年より 有機農業を志し、現在に至る。
1960年、兵庫県香住町生まれの広美。この人も大学卒業してすぐ青年海外協力隊 マラウイ派遣(理数科教師)。その後ちょっと中学の先生。そしてこの人も大学行きなおして、夫を発掘。日本国際ボランティアセンター・エチオピア勤務。下の子たちが中学生になって子育ても一段落。貧乏ヒマなし・・・いろいろいろいろやってます。
